クラックの種類 こんにちは色武です(^^♪ 当社では埼玉県朝霞市を中心に外壁・屋根の塗装を行っております。 今回は、外壁のひび割れについて紹介します。 外壁の劣化のサインの一つにひび割れがあります。このひび割れには、種類があり、対処法と予防策がそれぞれあるのをご存じでしょうか? まずは、ヘアクラックです。 ヘアクラックとは、金属中にできるものなども含めて、髪の毛のように細く、短いひび割れ全般を表しています。外壁塗装におけるヘアクラックの場合、経年による塗膜の劣化、塗膜間隔時間が不適切な塗装作業、弾性素地塗膜の上に硬質塗膜を塗装したことが主な原因です。 クラックが起こった場合には、雨水などの侵入を防ぐためにも早めの塗装が必要になります。また、塗装間隔時間や下地の種類によるクラックの場合だと、全面的な剥離が必要になることもあるので注意しましょう。 2つ目は、乾燥クラックです。 下地が完全に乾燥・収縮する前に上塗りをしてしまうことによって、素地の収縮に追随できなかった塗膜にひび割れが生じることを指します。 このクラックを防ぐためには、微弾性フィラーを下塗りに使う、シーリング材を刷り込んだ後・エポキシ系充填剤の注入後に微弾性フィラーで下塗りすることが有効です。 3つ目は、構造クラックです。 建物の構造的な欠陥や凍結と融解の繰り返し、建物の不同沈下などが原因で発生するクラックのことを指します。また、地震によって建物が大きく揺れたり、歪んでしまうと外壁材に負荷がかかり、ひび割れを引き起こしてしまうのです。構造クラックの場合、シーリング工事を行うことで補修します。 最後は、縁切れによるクラックです。モルタルなどの外壁の場合、一度に一面を仕上げてしまいます。そのため、途中で作業を中断したり部分的にやり直しをしてしまうことによって、新旧の塗り継ぎ面にヒビが生じるのです。このクラックの補修は、構造クラックと同様に行うことで十分です。 クラックが起こることによって、雨水が外壁内に侵入しやすくなります。また、強度と言う面で心配になるでしょう。 クラックを見つけた際には、早めに処置を心がけましょう(^^)/ (2020.10.19 更新) 詳しく見る お役立ちブログ
漆喰の種類 こんにちは!(^^)! 朝霞市を中心に外壁・屋根塗装を行っております色武です。 古くから神社や仏閣では漆喰が利用されてきました。そのため、漆喰=日本の伝統的な素材と思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、漆喰には日本製のものと外国製のものがあるのです。 今回は、そんな漆喰の種類を紹介します。 漆喰は、石灰石を焼成させて作られるものです。この点では、日本製の漆喰と外国製の漆喰で相違点はありません。日本製の漆喰は和漆喰、外国製の漆喰を西洋漆喰と呼ばれています。この2種類の漆喰からさらに細かく分類することができるのです。 では、それぞれの漆喰を紹介していきます。 和漆喰 本漆喰、土佐漆喰、既調合漆喰、琉球漆喰、漆喰関連製品の5つに分けることができます。和漆喰は、海の中から採取した貝殻やサンゴを焼成して石灰を作り、そこにスサやノリなどを加えて作られるものです。 古くから神社仏閣、白鷺城などのお城の外壁、井戸の内壁、古墳の壁面など様々な箇所で使われてきました。基本的な作り方は同じで、使う材料が違ったり熟成させるなどの違いで、色や風合いの違いを表すことができます。 [caption id="attachment_35891" align="alignnone" width="238"] 白鷺城[/caption] 西洋漆喰 有名なものにスペイン漆喰、イタリア漆喰、フランス漆喰があります。ヨーロッパの写真でよく見かける白い壁の街並みは、この漆喰の壁です。 西洋漆喰は、石灰に大量の水を反応させてクリーム状にして使われます。和石灰よりも表面硬度が高く、コテの使い方によってはツヤが出しやすくなっていることも特徴の一つです。和漆喰に比べて工事がしやすく、比較的安価ということもあり、最近は日本でも多く使用されています。 また、西洋漆喰の歴史は古く、ピラミッドやアクロポリスの神殿遺跡にも使用されています。そこから当時の文化や歴史を伺い知ることもできるでしょう。 [caption id="attachment_35892" align="alignnone" width="150"] アクロポリスの神殿[/caption] 西洋漆喰で特に有名なのが、地中海の島々の白い街並みです。家や建物の壁に漆喰を使うことによって、白く美しい街並みが作られています。 一度は行ってみたいですね(*^-^*) [caption id="attachment_35893" align="alignnone" width="282"] エーゲ海ミコノス島[/caption] (2020.10.19 更新) 詳しく見る お役立ちブログ
下塗りって必要なの? こんにちは!朝霞市を中心に外壁・屋根塗装を行っております色武です。 今回は下塗りについてのお役立ちブログです(^^♪ 外壁塗装の工事をするにあたって、かなり重要な作業と言われているのが下塗りです。 この下塗りの作業をすることで、外壁の持ちや仕上がりが変わってくるのはご存知でしょうか。 下塗りというものは、お化粧で言うと下地クリームになります。 下地クリームは、肌とファンデーションをくっつける糊のような役割をしています。 外壁塗装の場合では、下塗り材が外壁材と上塗りの塗料とをくっつける役割を担っています。 もし、下塗りの工程を省いてしまったらどうなるのでしょうか。 上塗りの塗膜単体では、密着力はありません。 そのため、塗装を行ったとしても短期間で剥がれてしまうのです。 また、下塗りは軽度のひび割れや欠損をカバーしてくれます。 下塗りで傷を目立たなくすることによって、きれいな仕上がりにすることができるのです。 では、下地に使う塗料にはどんな種類があるのでしょうか。 1つ目は、シーラーです。 塗膜と外壁材の密着性を高め、塗料が外壁材に吸い込まれるのを防ぎます。 外壁をシールするので、シーラーと呼ばれています。 2つ目は、プライマーです。 接着プライマーや防錆プライマーなど、種類があり、よく使われている塗料です。 3つ目は、フィラーです。 下地の凹凸や、クラックと呼ばれる小さなヒビ割れを補修する効果があります。 4つ目は、微弾性フィラーです。 シーラーとフィラーの機能を兼ね備えたフィラーのことを指します。 モルタル壁の下地などによく使われている塗料です。 外壁の劣化が激しい場合には、シーラーの下塗りが必要になりますので注意しましょう。 幅が3mm以下のヘアークラックと呼ばれるひび割れの場合、 フィラーや微弾性フィラーによる補修が可能になります。 もしもそれ以上のひび割れが起きている場合では、シーリング材で埋めたり、 Vカット後にシーリングやモルタルで埋める必要がでてくるでしょう。 外壁塗装を頼む際には、しっかりと下地を使ってくれる会社を選ぶようにしましょう!(^^)! (2020.10.19 更新) 詳しく見る お役立ちブログ
フッ素樹脂塗料って何? こんにちは(^_^)/ 朝霞市を中心に外壁・屋根塗装を行っております色武です。 外壁塗装の塗料の一つであるフッ素樹脂塗料をご存知でしょうか?この塗料は、架橋鉄塔の塗装などでも使われるきわめて対候性の高い塗料です。建築用塗料としては、最も高いグレードのものでそれに比例して金額も高くなっています。 この塗料が出回り始めたときには、一般住宅用ではなく橋や鉄塔などに使われていました。しかし、近年では一般住宅にも使用されるようになってきているのです。 では、このフッ素樹脂塗料とはどのような塗料なのでしょうか。 この塗料の原料はフッ素カルシウムで、ホタル石に多く含まれています。天然のホタル石を使うことも多いのも特徴の一つです。 [caption id="attachment_35876" align="alignnone" width="150"] 蛍石[/caption] この塗料の素晴らしいところは、塗膜にあります。塗装後の見た目も、他の塗料とは違って独特のツヤ、光沢が見られるのです。また、酸性雨や紫外線からしっかりと家屋を守ることができます。 積雪地帯では雪の滑走性能も高く、 雪止めなどを付けていないのであれば屋根に雪が残ることはほとんどありません。そのため、雪害や凍害を受けにくい屋根や外壁になることができるのです。 このフッ素塗料の特徴は、長持ちするところでもあります。フッ素塗料は、一般的に20年ほどもつとされていますが、 そのためにはこまめなメンテナンスが必要です。 何もしないまま過ごせる期間は10年を目安にするようです。また、塗装業者の保証期間は大体10年ほどに設定されていることを覚えておきましょう。長持ちする塗料ですが、保証期間が延びることはないのです。 普段のメンテナンスでは、外壁が剥離していないか、汚れていないかの確認だけで大丈夫ですが 外壁の下地が劣化してしまうと外壁の劣化にも繋がってしまいますのでご注意ください。 (2020.10.19 更新) 詳しく見る お役立ちブログ
屋根の種類ってどんなものがあるの? こんにちは(^_^)/埼玉県朝霞市周辺の外壁・屋根塗装はお任せください‼色武です。 皆さん屋根の種類についてはどのくらいご存知ですか? 日本家屋の屋根の種類は、大きく分けて二種類です。 積雪がない地域にみられる陸屋根と瓦などを敷き詰める三角屋根です。 陸屋根は、勾配のない平らな形状の屋根を指し、屋外庭園や設備機器の置場などとされる事が多い屋根形状で、 足場を組む事無くメンテナンスが出来るメリットがあります。 陸屋根は、雨水などの排水の為に勾配をつけるか、 適切な防水と排水設備の設置が重要ですので木造建築には不向きな屋根形状になります。 三角屋根は、代表的な切妻屋根の他、 寄棟屋根、入母屋屋根、片流れ屋根、方形屋根、はかま腰屋根、招き屋根、越屋根など多くの種類があります。 今回はこちらの中から4種類の三角屋根をご紹介します。 切妻屋根は、屋根を2つ折にして載せた様な家屋であり、 シンプルな屋根構造なので雨仕舞いも良く施工費も安いメリットがあります。 又、2×4工法や軽量鉄骨工法の住宅では、屋根勾配を矩勾配など急にする事で 屋根裏に大容量の空間を確保する事が出来るメリットもあります。 ●切妻屋根 寄棟屋根は、東屋と呼ばれていた美しい屋根形状であり、屋根最上部の大棟から4方向に勾配があります。 切妻屋根よりも棟構造が複雑なので雨仕舞いが悪い反面、台風や大風に対して耐久性を示す屋根形状です。 4方向に勾配がある為に勾配をきつくしても屋根裏スペースが小さく、換気や通気が悪くなるデメリットがあります。 入母屋屋根は、一般的に屋根勾配が同一の切妻屋根と寄棟屋根が合わさった屋根形状を指し、 上部の切妻屋根と下部の寄棟屋根の勾配が異なる屋根形状を錣屋根とよばれ、 入母屋屋根は雨水が4方向に流れるので雨天時の水はけが良く、台風や暴風にも強い屋根形状とされています。 ●入母屋屋根 屋根形状が複雑な為に防水や断熱を担う下葺きの形状も複雑となり、 施工期間と施工費用にくわえて維持費用が高く掛かってしまうデメリットがあります。 片流れ屋根は、屋根形状がシンプルなので雨仕舞いが非常に良く建物自体もシンプルな構造となる為、 耐久性が高く施工費も抑える事が出来るメリットがあります。 現在では、東日本大震災以降の太陽光による発電システムの普及に伴って、 切妻屋根や入母屋屋根などと比較してより多くのソーラーパネルを設置可能な片流れ屋根の住宅が増加傾向にあります。 [caption id="attachment_35872" align="alignnone" width="150"] ●片流れ屋根[/caption] 棟となる方の高さが非常に高くなる為に、建物の高さ制限のある地域での建設には不向きな屋根形状です。 以上、屋根の種類についてでした。ご参考になりましたか? どの屋根の形状にもメリットとデメリットがあり、また屋根材によってもメリットとデメリットがあるので、 屋根の形状と屋根材を上手く組み合わせて後悔しない住宅づくりをする必要がありますね(*^_^*) (2020.09.30 更新) 詳しく見る お役立ちブログ
粘土系の屋根材の特徴って? こんにちは(*^_^*) 朝霞市を中心とした外壁・屋根塗装の会社、色武です。 今回も屋根素材シリーズです。 タイトルにある粘土系の屋根材とは、日本では主に瓦屋根のことです。 瓦屋根は耐久性に非常に優れているので50年以上もつ利点があり、他の材料の追従を許しません。 一方、瓦屋根は費用が比較的高額です(>_<) 大手住宅メーカーや不動産デベロッパーが造る住宅には特別に注文しない限り使われません。 瓦屋根などの粘土系の屋根材が金属系やスレート系の材料に比べて特徴的なのが優れた性能です。 瓦屋根は一度きちんとした工法で施工すれば、 ほとんどメンテナンスすること無しに性能を維持できます(^_^)/ 金属系やスレート系の材料は最低でも20年に一度は塗料の塗り替えが必要になりますが、 瓦屋根には塗り替えの必要がありません。 また、瓦屋根の中でもいぶし瓦は初期の美しさよりも、数十年経た後の美しさの方が優れています。 他の材料が施工当初から一方的に劣化して美観が損ねてくるのとは対照的です。 年輪を経たいぶし瓦は黒光りして威厳を保ちます。 瓦の特徴は優れた耐火性能や一定の防音性能及び遮音性能にもあります。 しかもこれらの性能が時間と共に低下することはありません。 ここまで、パーフェクトに見える瓦屋根ですが、弱点もあります。 それは、地震に対して不利に働くことです。 材料の重さが比較的重いために、地震時に建物本体に強い地震荷重を与えてしまいます。 その対策としては、建築当初より建物の構造を丈夫に造っておくことが必要です。 構造体をしっかりと造っておけば大きな地震に対しても十分に耐えることができます。 弱い地盤に建つ建物は瓦屋根は避けた方が良いと言えるでしょう。 地盤が弱いと瓦の重さが地震時に負担となり、建物に被害を与える場合があります。 建物の構造を丈夫に造っても、瓦の重さの影響から逃れるのは難しくなります。 もう一つの弱点、価格面ですが、 数十年に一度の塗装替えは経済的にかなりの負担となるので、 塗装替えを行なくても良い瓦屋根は経済的にも得と言えますのでこれは弱点ではないかもしれないですね(^^♪ 瓦屋根は建物に品格を与えてくれます。 どっしりとした質感の瓦がのる家は、圧倒的な存在感があります。 家は住む人の品格を外部へ表現する手段でもあります。 瓦屋根を始めとする粘土系の材料は使っただけの効果をもたらしてくれますので これからお家を建てる方は考えてみてはいかがでしょうか(^_-)-☆ (2020.09.29 更新) 詳しく見る お役立ちブログ
屋根のメンテナンスを怠るとどうなるの? 埼玉県朝霞市を中心に外壁・屋根塗装を行っています色武です!(^^)! 突然ですが、屋根のメンテナンス行っていますか? 持ち家の方は屋根のメンテナンスについて早くから考えておいた方が良いかもしれません。 今回はそんなお話です(#^^#) 住宅は年数とともに経年劣化するため、そのための修繕を適切に行う必要があります。 特に屋根は最もメンテナンスが必要な箇所で、怠ると多額の費用がかかってしまうことは多々あります。 おおよその目安ですが、築年数が10年前後で一度は屋根のメンテナンスをしておく方が良いでしょう。 このメンテナンスは、見た目を良くするというよりは、家を長持ちさせるための修繕という形になります。 この年数くらいであれば、屋根材や下地材がまだ傷んでいないことも多く、 屋根表面の塗装だけでも十分対応できることが多いです。 費用もおおよそ20〜60万円くらいの範囲で済ませることが可能です。 また、多少の傷みであれば屋根材を重ねたりすることでも対処ができます。 しかし、これをそのまま放っておくと、ある日突然雨漏りをすることがあるのです。 知らない内に破損部が内部にまで発展することにより水が漏れてしまうのです(>_<) そして雨漏り工事は多額の費用がかかることが多くなります。 雨漏りの原因は様々です。 防水コーキングの劣化やサッシの隙間から水が入ってきてしまうこともあれば、木造の場合、湿気によるカビで屋根や躯体の一部が腐って水が漏れてきたり、 シロアリなどの害虫の被害も考えられます。 そして雨漏りの費用は状態や範囲によっても変わってきます。 コーキングの劣化など部分的なものであれば、その部分を補修するだけなので範囲にも寄りますが10万円以内で収まることもあります。 しかし、屋根が原因の雨漏りであれば最低でも20万円、 屋根全体となれば100万円以上の費用が掛かってしまいます。 つまり、屋根塗装を怠ると葺き替えの必要性が出てきてしまうのです。 特に屋根の下地まで交換になってしまった場合は150万円〜300万円ほどの費用が発生することもあります。 どうしてここまで高額になるかというと、屋根全体となると1人での作業はまず難しく、 かつ1日で終わらないため、日数×人数分の費用が発生してしまうのです。 また屋根の上での作業をするための足場を組まなければならないので この費用が通常の修繕よりも高くついてしまうことにつながります。 なお、屋根の種類によってもメンテナンスの目安とされている時期は多少異なります。 一般的にスレート屋根は築10年くらいでメンテナンス、20年以上経つと吹き替えの目安になります。 定期的に修繕の積み立てをしておくと、メンテナンスをする際にも安心ですね。 逆に、定期的に積み立てたお金がある程度貯まった時期に修繕と考えておけば メンテナンスを忘れることなくできるかもしれないですね(*^_^*) (2020.09.29 更新) 詳しく見る お役立ちブログ
ストレート系の屋根材の特徴って? 朝霞市を中心に屋根・外壁塗装を承っております色武です!(^^)! 皆さんは屋根といえば何を想像しますか? 日本古来からの屋根材と言えば瓦屋根ですよね。 今でも多くの家で瓦屋根が使われていますので、屋根といえば瓦と思う人も多いかと思いますが、 昨今では、日本にも洋風な家屋が増えてきたことによってスレート屋根が増えてきています。 スレート屋根は粘土板岩を使用した屋根材量の事で、薄い板状にした屋根材を敷き詰めるといった工法です。 天然石を材料とした高価なものからセメント材料による比較的安価なものまで様々な種類が揃っています。 瓦屋根と比較すると。。。 施工費が大変に安く新築、リフォームの初期費用を抑えることができる、 色のバリエーションが豊富であるという点で人気が集まっているのです。 しかし瓦屋根と比べた場合、デメリットもあります(>_<) まず天然石を使用したスレート屋根は、東京駅などに使われるなど 材料が大変貴重なもので一般家庭には高価過ぎて使用する事は困難です。 従ってセメントと繊維を混ぜたものを材料とする化粧スレートが一般的です。 化粧スレートは耐性は20年前後と比較的短いというデメリットがあります。 従来の瓦屋根の場合は瓦自体はメンテナンスなしで50年から100年は持つと言われています。 スレート屋根の場合は多くの場合は家屋に合わせた塗装を施していますが、 塗装が次第に剥げてきますから定期的に屋根の塗装工事が必要となるのです。 また、スレート屋根自体の劣化が早いといったデメリットもあります。 多くのスレート屋根材のメーカー保証は10年というケースが多く、 メンテナンスが必要になる頃には保証期間が過ぎており 全額実費になるケースが多い事も覚えて置かなければならないでしょう。 またスレート屋根の重量は瓦屋根と比べて特別に重い訳ではありませんが、 同じく洋風建築に使われるガルバリウム鋼板屋根の4倍以上の重さになります。 屋根部分が重くなるという事は耐震強度上はガルバリウム鋼板屋根より劣る事になってしまいます。 このようにスレート屋根は元々、細目に塗装をしたりメンテナンスをする事を前提に選ばれる事が多い屋根材なのです。 現実に瓦屋根に比べてメンテナンス費用はかなり安く済みますし、 劣化が激しくなった際に屋根を丸ごとカバー工法でリフォームする場合も大掛かりな工事の必要もありません。 そもそも初期費用が安いのですから初めからメンテナンス分を予算として計上しておけば 結果的には安く済むという事になりますね(*^_^*) 以上、今回はスレート屋根についてお話させていただきました。 次回もお楽しみに☆ (2020.09.29 更新) 詳しく見る お役立ちブログ
金属系の屋根材の特徴って? こんにちは♪朝霞市を中心に外壁・屋根塗装を行っています色武です。 秋の長雨とは言いますが、雨が続くと憂鬱ですね。 秋晴れの中、のんびり公園で過ごしたいものです(#^^#) さて、今回は屋根材のお話です。 屋根材には様々なものが有ります。 日本家屋で一般的なものは陶器瓦やスレート瓦ですが、 金属系の屋根材も施工がしやすく手入れが楽な上に安価なので人気が高いものです。 金属系屋根材にはその材質から様々なものがあります。 最も多く利用されているのはカラートタンで、非常に軽量で見た目も美しいので古くからよく利用されています。 その他、ステンレスやアルミニウムなども加工が簡単なためよく利用されています。 金属系の屋根材が良く利用される理由は、軽量で強度も十分なのが一番のメリットとして挙げられます。 しかし金属系の屋根材には様々な欠点も有ります。 第一に音や熱が伝わりやすいという点です。 瓦の場合には適度な厚みがあり、熱や音を吸収してくれますが、 金属の場合には非常に薄いため、強度を保つ為に折り曲げなどの加工をして利用する場合が多いです。 そのため、雨などが直接当たるとその音が直接響くことになります。 さらに、厚さが非常に薄い上に、金属特有の熱伝導率の高さもあるため屋根全体が厚くなり、 その熱が家の中に伝わって家の中が暑くなってしまうという欠点があります。 また、トタンやアルミ、ステンレスには錆という欠点があり、 塗装を定期的に行わないと腐食してしまうという問題がありました。 金属製の屋根の場合には瓦のように小さい部分のみを交換するということが出来ないため、 全体をなおす必要があり屋根修理の費用が高くついてしまうのです。 しかし、金属の材質にもよりますが比較的きちんと塗装を行えば腐食などにも強く、 耐性は30年ほどが目安と言われています。 また、割れなどの心配もありません。 瓦の場合には大きな雹等が落ちてくると割れてしまう心配が有りますが、 金属の場合にはあまりその心配がないため安全性は高いということが出来ます。 また最近では塗装をしなくても錆や腐食に強く、美しさが保てる ガルバニウム鋼板という物が良く使われるようになりました。 この鋼板は鉄の耐久性とアルミの耐候性を併せ持った合金として非常に注目を集めており、 さらに見た目も美しいことから屋根材だけではなく、玄関ドアなどの化粧板としても利用されています。 非常に軽量で腐食に強いという利点もあるため、今後屋根材としても多くの場面で使用される鋼板です。 それぞれに一長一短ありますので 金属系の屋根材を選ぶ際にはその材質の特徴をよく把握し、最適なものを選ぶことが大切ですね。 (2020.09.25 更新) 詳しく見る お役立ちブログ