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【朝霞市】塗装できない屋根があるって本当?

2022.06.13 (Mon) 更新

こんにちは。

埼玉県朝霞市・和光市を中心に外壁塗装・屋根塗装・防水工事を専門に行っているカラー館イロドリですm(__)m

 

本日は表題通り【塗ってはいけない屋根があるって本当?】についてお話させていただきます。

 

お住いの住宅は経年により劣化が進み、屋根基材が傷み、メンテナンスが必要となりまよね。

そんな屋根をメンテナンスする際、屋根塗装をご検討される方が多いのではと思いますが、

実は塗装が出来ない屋根の種類があるんです・・・

 

塗装が出来ない屋根って?そんな疑問を抱く方もいらっしゃるかと思います。

そんな塗装が出来ない屋根の種類をご紹介いたします。

 

ニチハ㈱ パミール

パミールとは、名古屋市中区錦に本社があるニチハ株式会社が1996年から2008年までに製造販売した無石綿スレート屋根材です。

現在では販売終了となっています。

1996年と言えば、各社アスベストを使わない屋根材の販売がスタートした年です。これが、問題を引き起こすことになりました。

アスベストの代わりに使われた新素材が、想定よりも粘着性能が発揮されず、早期の剥がれに繋がったのではないかと言われています。

パミールに塗装ができないわけではありませんが、塗装しても直ぐに劣化してくるので無意味です。

また、既に劣化している屋根材に高圧洗浄する場合、さらに劣化することもあります。そのため、残念ながら塗装は推奨しません。

ニチハ(株)でも、パミールで不具合があった場合の提案として、別屋根材を上から被せるカバー工法を推奨しています。

塗装に比べると、料金が高くなりますが、ニチハ(株)が推奨しているカバー工法か、もしくは新しい屋根材に取り換える葺き替えをオススメします。

 

ニチハのパミール屋根

松下電工 (現Panasonic) レサス

レサスは、松下電工※(現パナソニック)の製品です。

製造期間:1999~2006 とされています。

強度が低く、屋根点検で上を歩く際にも割れる危険があるほどです。

細かなひび割れや、扇型に大きく割れるような欠損が多く発生します。

塗装しても強度自体は戻せないため、メンテナンスとして塗る意味がありません。

 

クボタ㈱ コロニアルneo

コロニアルNEO

コロニアルNEOは、クボタ(現ケイミュー)の製品で、現在最も普及している屋根材「カラーベストシリーズ」の商品です。

細かなひび割れや先端の劣化、崩れが起きやすいです。

築10年を超えると、全面的にひび割れが発生してしまいます。

ただ、コロニアルNEOは他の屋根材に比べると不具合の報告が少ないです。

まだ築年数が浅いお家など、状態によっては塗装で持たせられる可能性がありますので、点検してみて業者と相談しましょう。

 

セキスイ 瓦U

セキスイかわらU

セキスイかわらU 積水屋根システム株式会社 1990~2007年に製造されてたとされます。

塗装前の高圧洗浄のときに表面がさらに剥がれ、素地がむき出しになってしまうため、塗装しても強度が保てません。

少しではございますが、こんな感じで塗装が出来ない屋根は多数存在します。

 

じゃあこの屋根に対しての施工方法は何があるの?と疑問になる方が多いと思います。

屋根塗装が出来ない場合の工法としては

①カバー工法(重ね葺き)

②葺き替え(交換)

の大きく分けて2種類の工法になります。

 

☆コスパがよく人気なのはカバー工法☆

 

​屋根のカバー工法とは、今すでにある屋根の上にそのまま新しい屋根材を被せることです。

​外壁材の時と同様に、手間をはぶくことができ、その分廃棄物が少なくなったり、工事期間を短くすることが可能になります。

では、どのような屋根材にカバー工法を用いることができるのでしょうか。 
カバー工法が可能になるのは、金属サイディング系の屋根であったり、ストレート屋根などの、比較的厚みのない屋根に使用されることが多いです。
逆に、日本瓦のような屋根材の場合には、屋根材自体が重いため、葺き替え工事を行います。
 
 
 
では、そんなカバー工法のメリットとデメリットとは何なのでしょうか。
 
 
まずは、メリットです。
一番のメリットは、比較的簡単に工事を依頼することができることです。
このカバー方法は、葺き替え工事ほど大掛かりな工事ではありません。
また、葺き替えをしない分、廃材を極力減らすことが可能になります。
 
 
 
他には、葺き替え工事のように、屋根材を解体することがありません
そのため、騒音が出にくいことも、大きなメリットの一つではないでしょうか。
 
 
 
次は、デメリットです。
デメリットは、すでにある屋根材の上に新しい屋根材をカバーするという工法によってもたらされる独自のものと言えるでしょう。
 
 
 
基本的に、サイディング材や、ストレート材は、瓦に比べて軽くなっています。
そのため、地震などの災害が起きたときにも、自分の屋根の重さで家がつぶれる心配がなくなると言われているのです。
しかし、カバー工法を行うことによって、単純に考えて屋根の重さが増してしまいます。
いくら軽い屋根材でも、二重にしてしまったがために軽いという利点がかすんでしまうのです。
 

費用相場は、約80~150万円です。

(30坪、屋根面積80~100㎡とした場合の概算)

葺き替え工事と比べ、屋根材の撤去処分費がないため、約20~30万円ほどが安くなります。

耐久性は使う屋根材によって多少変わりますが、20~40年ほど持つものが一般的です。

こちらは葺き替え工事と年数は変わりませんから、安く同じ年数持つので、とてもお得です。

 
カバー工法には、それぞれメリット・デメリットが存在します。
ぜひ、工事を決める前に一度カラー館イロドリにご相談ください。

 

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